top of page
検索
珀寿会

特別寄稿「羽鳥の森月報100号に寄せて」

更新日:2020年3月3日

特別寄稿「羽鳥の森月報100号に寄せて」

特別養護老人ホーム羽鳥の森 生活相談員 武藤知栄子





羽鳥の森月報が創刊100回を迎えたということで、発刊に尽力された事務局の皆様、お疲れ様でした。そして、おめでとうございます。

月報が100回という事は施設開設して100か月ということですね。

皆様のおかげで当園も開設100か月を迎える事ができたということ。皆様、ありがとうございました!

思い返せば開設当時には施設の体制も至らない点が多く、ご入居の皆様、ご家族様には今以上にご迷惑をかけておりました。

この100か月はゆっくりではありましたが、施設が成長した歴史だと思っています。それも偏えに成長をお見守り下さった皆様のおかげです。100か月のうちに世の中も私たちも少しずつ変化をしたように、これからも少しずつ、皆様にとっての「より良い暮らし」を追究していきたいと思います。これからも宜しくお願い致します。


羽鳥の森月報 第100号はこちらです。





-----------------------------------

100号に寄せて「インタビュー」


特別養護老人ホーム羽鳥の森をリードする生活相談員の武藤さんです。

羽鳥の森月報が100号を迎えた記念に寄稿を頂きました。

また武藤さんにこの100か月を振り返ってもらいました。

(聞き取り 管理栄養士太田)



(100か月の思い出)

100か月を振り返って施設としても大きな転換を果たしたのは「看取り」への対応でしたね。

特別養護老人ホームは「終の棲家」と呼ばれ終身の施設ではありますが、看取りを行うにあたって乗り越える壁は高く、当初の4年間は看取り介護が行えない状況でした。 嘱託医の先生や協力医療機関の支援もあって体制が整った時は本当に私も嬉しかったです。

看取り介護は介護、看護、栄養課など施設全体が一つにまとまらないとできません。

信頼できるスタッフにも恵まれました。


元気な頃はお世話ができた方が体調崩されて終末期にさしかかると、他医療機関に転院しなければならない。その方の最期まで責任もって付き添う事ができない、という事は私としても辛い選択でした。悩んでいましたね。


今では最期まで責任をもってお世話をさせて頂く、本当の意味で皆様の人生に関わることができる。それが私、や他スタッフたち、館内全員の誇りになっています。


私の仕事は皆様の生活に深く関わっているので、思い出は沢山あるんですけれど、個人情報になるのでここでは言えないんです。でも100か月は本当に皆様への感謝と、喜びでいっぱいです。

ご家族様の中には私の冗談にも付き合ってくれる人がいて、出会いに恵まれているなあと思っています。楽しくてあっという間でしたよ。



(今までに大変だったこと)

色々あるけど言えません(笑)すみません、言えないことばかりで。

そうですね、一昨年に静岡県内が大規模停電した時は大変でしたね。

水道もポンプで館内に供給していたので全館が断水になり、食器が洗えないなどの状態が発生しました。食器はラップでくるんで提供しましたが、上膳しようにもエレベーターが動かない。

人海戦術でみんなで階段を使って食事をあげました。

災害は怖いなと思いました。災害はこれからも無いとは言えないことなので、防災委員が主催している防災訓練などは真面目に取り組みたいと思っています。



(嬉しかったこと)

羽鳥の森は出会いに恵まれていて、皆さんとの出会いが本当に嬉しいです。自分自身が成長できますし、楽しく仕事をさせて頂いております。

私自身、至らないことが多々ありますけれど、それを皆さんに支えてもらっています。感謝してもしきれません。


(これからの目標)

施設も安定してきて、今までできなかったことや取り組めなかったことにも挑戦できる土台ができてきました。これからは皆さんからの声を聴いて、施設の生活がより豊かなものになるような取り組みをしたいと思っております。


(皆様へ)

静岡市は特養が沢山増えたので施設にも入所しやすくなりました。でも、未だに在宅での介護に悩まれている方は多くいらっしゃると思います。家での介護は本当に大変です。

家族だけで悩まずに、お近くの施設やケアマネージャーさんにご相談下さい。羽鳥の森でも介護相談は受け付けておりますし、デイサービスやショートステイなど併設サービスもあります。

その方にとってより良い方向でケアの在り方を考えていきたいと思っています。

私たちにはできないこともあるかもしれませんが、私たちだけができることもあるかもしれません。まずはお気軽にご相談下さい。



(雑談、よもやま話)

体を動かさないと調子が悪くなるので自転車に乗ったり走ったりしています。最近また走り出しました。市内のマラソン大会とか出たいです。年齢も年齢ですから、体調(?)管理には気をつかいます(笑)


とりあえず体重と血圧は現状を維持したい(笑)

これから年を取る人は気を付けて下さい。

太田 わかりました(笑)


-----------------------------------------------------------


いつも明るい武藤さんでした。

「何でもお声がけ下さい。」



武藤知栄子(むとうちえこ)

特別養護老人ホーム羽鳥の森 生活相談員 ケアマネージャー

羽鳥の森開設時から入所相談、入所手続き、ご家族様からの相談を担っている。

各部署の連携を調整したり、陣頭指揮を取ったりなど、スタッフにとっても頼りになる相談役。

正確は明るく元気。何事も前向きに捉える事ができる。

羽鳥の森の支柱的存在。


好きなものは海産物。








閲覧数:185回

最新記事

すべて表示

更新情報

社会福祉法人珀寿会の沿革が更新されました。 静岡市清水区三保折戸地区に新設されたまつぼっくりこども園について記載。

Comments


bottom of page